このページは 2007 年 07 月 16 日 00時14分44秒 に更新した情報です。


 


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方々とは?

[ 117] 感染症情報センター:ノロウイルス感染症とその対応・予防(家庭等一般の方向け)
[引用サイト]  http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-a.html

新興感染症|予防接種|人獣共通感染症|節足動物媒介感染症|寄生虫症|輸入感染症(旅行者感染症)|腸管感染症(食中毒を含む)|小児の感染症|眼の感染症|性感染症(STD)|日和見感染症|薬剤耐性菌感染症
> 疾患別情報 > ノロウイルス感染症 > ノロウイルス感染症とその対応・予防(家庭等一般)
毎年11月頃から翌年の4月にかけて、ノロウイルスの感染を原因とするウイルス性のおう吐・下痢症が流行します。特に保育園(所)、幼稚園、小学校などの子ども達が集団生活を送っている施設では、内部でヒトからヒトに感染し、爆発的に流行することがあります。
ノロウイルス感染症は、牡蠣(かき)などの2枚貝の生食による食中毒が有名ですが、保育園(所)、幼稚園、小学校などで発生した集団感染の大半は、誰かがまずノロウイルスに感染し、施設内でヒトからヒトへ感染して拡がっていくというものでした。
このヒトからヒトへの感染力はきわめて強力です。食習慣の問題もあって、毎年発生するノロウイルス感染の流行を阻止することは残念ながら不可能ですが、その流行を最小限に食い止めるために、ノロウイルス感染症の症状・治療法、予防方法、家庭における注意点等を以下にあげてみました。
主な症状ははき気、おう吐及び下痢です。通常は便に血液は混じりません。あまり高い熱とならないことが多いです。小児ではおう吐が多く、おう吐・下痢は一日数回からひどい時には10回以上の時もあります。感染してから発病するまでの「潜伏期間(せんぷくきかん)」は短くて数時間〜数日(平均1〜2日)であり、症状の持続する期間も数時間〜数日(平均1〜2日)と短期間です。元々他の病気があったり、大きく体力が低下している等がなければ、重症になって長い間入院しないといけないということはまずありませんが、ごくまれにおう吐した物を喉に詰めて窒息(ちっそく)することがありますので注意してください。
特効薬はありません。症状の持続する期間は短いですから、その間に脱水にならないように、できる限り水分の補給をすること(場合によっては病院で点滴をしてもらって)が一番大切です。抗生物質は効果がありませんし、下痢の期間を遷延させることがあるので、ノロウイルス感染症に対しては通常は使用しません。その他は吐き気止めや整腸剤などの薬を使用する対症療法が一般的です。下痢が長びく場合には下痢止めの薬を投与することもありますが、最初から用いるべきではありません。
ノロウイルスにはワクチンもなく、その感染を防ぐことは簡単ではありません。そして特に子ども達や高齢者には簡単に感染して発病します。最も重要で、効果的な予防方法は「流水・石けんによる手洗い」ですが、他にも様々な注意すべきことがあります。
以下に、一般的な予防方法をあげてみました。しかし、今後も日本国内ではノロウイルス感染症の流行は続くでしょうし、子ども達は何度もその洗礼を浴びていくことでしょう。流行期には感染の機会はいたるところにありますし、また症状を持ったまま保育園、幼稚園、学校などに登園(登校)させることによって、その子どもが感染源となって周囲の子ども達に感染が広がっていき、それがまた各家庭に広がり、地域内で広かっていく事は理解しておいてください。
人によっては感染しても発病せずに(不顕性感染と呼びます)、ノロウイルスを便から排出し続けている場合があります。保護者などの大人の方が知らないうちにお子様にノロウイルスを感染させてしまう可能性は低くはありません。以下の注意点を守ってください。
■ 調理の前と後で流水・石けん(液体石けんが推奨されます)による手洗いをしっかりと行うこと。
■ 貝類をその内臓を含んだままで加熱調理する際には十分に加熱して調理し、貝類を調理したまな板や包丁はすぐに熱湯消毒すること。
■ 食事を配膳する際にも手洗いをすることが勧められる。特に自分が下痢や吐き気がある場合は必ず行うこと。
ノロウイルス感染症の場合、そのおう吐物や下痢便には、ノロウイルスが大量に含まれています。そしてわずかな量のウイルスが体の中に入っただけで、容易に感染します。また、ノロウイルスは塩素系の消毒剤(商品名:ピューラックス、ミルトンなど)や家庭用漂白剤(商品名:ハイター、ブリーチなど)でなければ効果的な消毒はできません。取り扱いには注意が必要です。
ア)処理:おう吐物や下痢便の処理をする前に、まず処理にあたる人以外の方を遠ざけてください。処理の際に吸い込むと感染してしまうおそれのある飛沫(ひまつ)が発生します。少なくとも他の人は3mは遠ざかってください。また、放っておくと感染が広がりますので、早く処理する必要があります。以下、処理の手順についての方法を記しておきます。
方法:マスク・手袋(この場合の手袋は清潔である必要はなく、丈夫であることが必要です)をしっかりと着用し(処理をする方の防御のためです)、雑巾・タオル等で吐物・下痢便をしっかりとふき取ってください。眼鏡をしていない場合は、ゴーグルなどで目の防御をすることをお勧めします。ふき取った雑巾・タオルはビニール袋に入れて密封し、捨てることをお勧めします。
ふき取りの際に飛沫(ひまつ)が発生しますので、無防備な方々は絶対に近づけないでください。その後うすめた塩素系消毒剤(200 ppm以上:家庭用漂白剤では200倍程度)でおう吐物や下痢便のあった場所を中心に広めに消毒してください。
イ)汚れた衣類など:おう吐物や下痢便などで汚れた衣類は大きな感染源です。そのまま洗濯機で他の衣類と一緒に洗うと、洗濯槽内にノロウイルスが付着するだけではなく、他の衣類にもウイルスが付着してしまいます。
おう吐物や下痢便で汚れた衣類は、マスクと手袋をした上でバケツやたらいなどでまず水洗いし、更に塩素系消毒剤(200ppm以上)で消毒することをお勧めします。いきなり洗濯機で洗うと、洗濯機がノロウイルスで汚染され、他の衣類にもウイルスが付着します。もちろん、水洗いした箇所も塩素系消毒剤で消毒してください。
学校、職場、施設内でノロウイルス感染によるおう吐・下痢症が発生しても、その最初の発端は家庭内での感染による場合が多いです。特に子どもや高齢者は健康な成人よりもずっとノロウイルスに感染し、発病しやすいですから、家庭内での注意が大切です。
1. 最も重要な予防方法は手洗いです。帰宅時、食事前には、家族の方々全員が流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。
2. 貝類の内臓を含んだ生食は時にノロウイルス感染の原因となることを知っておいてください。高齢者や乳幼児は避ける方が無難です。
4. 衣服や物品、おう吐物を洗い流した場所の消毒は次亜塩素酸系消毒剤(濃度は200ppm以上、家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)を使用してください。

 

[ 118] 進化論と創造論についての掲示板2
[引用サイト]  http://otd9.jbbs.livedoor.jp/915865/bbs_tree?base=2842&range=1

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掲示板で議論中に、ときどきウイルス進化論@中原英臣のダメっぷりを指摘する必要があり、そのたびに同じことを繰り返すのが嫌になったので、まとめてみました。
想定読者は、進化生物学にさほど詳しくなく、進化論にも「断続平衡説」とか「分子進化の中立説」とか「ウイルス進化論」とか、いろいろあってなんだか進化論って怪しげだなあ、とか思っているような人です。とりあえず、「ウイルス進化論」でググッて飛んでくるような人にも優しく書いたつもりです。このページがGoogle上位に表示されるようになるのが望ましいと思っています。攻撃的な文章は初見さんが引くかもしれないと大分削りましたが、それでも問題のある表現がございましたらご指摘ください。
中原の著作を複数読んだのですが、新しいものほど主張がマイルドになっていくのが面白かったです。どんどん、アンチダーウィン的な記述は削られていってます。そのうち、ビタミンCの謎に関するウイルス進化論的な説明も削られるに違いありません。逆に言えば、トンデモウォッチするなら古い著作をあたるべし。
実際、どうなんでしょう?中原・佐川はウィルスに感染して適応的な変化が生じたと思っているのでしょうか?ひょっとすると羽根がはえたのは適応的な変化ではないと考えていたりして。
ドーキンスを出すときはドーキンスも進化生物学の専門家に受け入れられていることを書いておかないと信頼度が低くなるかもしれませんね。ドーキンスは一般人には受けが悪いですから。
>ネアンデルタール人の絶滅を説明するのに、ウイルス感染によっていっせいにヒトに変化したなどという架空のプロセスを持ち出してくる必要があるのでしょうか。
>「その謎は、遺伝子を運ぶ存在であるウイルスやプラスミドの働きが解明されたことで解決されました」とありますが、例によって文献ひとつ提示していません。
ウイルスやプラスミドの働きが解明されたことでなにがわかったのかを具体的に書いた方が理解しやすいのでは。
「その謎は、遺伝子を運ぶ存在であるウイルスやプラスミドの働きが解明されたことで解決されました」とありますが、ウイルスやプラスミドの働きが解明されたことでわかったのは遺伝子が水平伝播するということであって、それはネアンデルタール人が消滅したこととは無関係です。
>もっと無難な説明があるのにも関わらず、あたかも主流の進化論では説明できないかのように誤解させる中原・佐川の書き方は不誠実です。
「もっと無難な説明」を中原・佐川は知らなかった、あるいは理解できなかったということは無いんでしょうか?
1.ウィルス進化論では、彼らが進化に必要だと思っている(実際は必要ない)跳躍的かつ適応的な変化が説明できないこと
2.ウィルスによる遺伝子の水平伝播は(広義の)ダーウィン進化論と矛盾せず、ウィルス進化論を支持する証拠にはならないこと
1は「変化は同時に起こる必要はあるか? 」と「跳躍的かつ適応的な変化 」を、2は「遺伝子の水平移動 」をまとめています。「ネアンデルタール人は絶滅したわけではない? 」「ビタミンCのなぞ 」は各論だから必要ないかな?
しばらく前からこっそり覗き見していたんですが、生物関係の教育は中学校までしか受けていないので、書き込みは遠慮していました。でも、今回は素人をお求めのようだから、しゃしゃり出てきました。
「ビタミンCのなぞ」の項に、ヒトにおいては欠損しているGLO遺伝子の話が出てきました。これについて、NATROMさんは「また、単一の突然変異でこの遺伝子の働きが失われることもわかっています(ODSラット)。」と書いていらっしゃいます。
この「単一の突然変異」がわからないんです。この後に引用されている文の中に「ヒトとモルモットのGLO遺伝子の異常は、多彩な変異が数多く遺伝子中に存在する点が特徴的である。」とあるところを見ると、遺伝子というものはたくさんのパーツから成っていて、そのパーツ一つ一つが突然変異する可能性を持っているけれども、この場合は一個しか変異してないということなんでしょうか。そして、ウイルス感染なんて複雑で証拠も見つかっていないような話を持ち出すまでもなく、たった一つの突然変異で説明できるんだよということなんでしょうか。実は、そもそもウイルス感染が複雑なのかどうかも知らなかったりするんですが。
インターネット検索などで一応調べてみましたが、見つかったのは「単一の突然変異によって引き起こされる○○」みたいな記述ばかりでした。そのもとの方を知りたいのに。なじみのない分野の調べものは、キーワードが適切に選定できないため、とても難しいです。
「これほどのシロートが釣れるとは思わなかった。やめときゃよかった」と思っても、手遅れですよ〜。それに、もしかしたら少しはお役に立てるかも。「佐川俊」じゃなくて、「峻」ではありませんか?
うだうださん、へちさん、春眠さん、ありがとうございました。ご指摘の点を考慮して書き直し中です。
>この「単一の突然変異」がわからないんです。この後に引用されている文の中に「ヒトとモルモットのGLO遺伝子の異常は、多彩な変異が数多く遺伝子中に存在する点が特徴的である。」とあるところを見ると、遺伝子というものはたくさんのパーツから成っていて、そのパーツ一つ一つが突然変異する可能性を持っているけれども、この場合は一個しか変異してないということなんでしょうか。そして、ウイルス感染なんて複雑で証拠も見つかっていないような話を持ち出すまでもなく、たった一つの突然変異で説明できるんだよということなんでしょうか。実は、そもそもウイルス感染が複雑なのかどうかも知らなかったりするんですが。
概ね春眠さんの解釈の通りです。「たった一つの突然変異で遺伝子の働きが失われることもあるんだよ。実際に、そういう突然変異はラットで観察されているしね。別に、ウイルス感染があったなどと解釈する必要ないじゃん」と言いたかったのです。さらに詳しく説明しますと、
>遺伝子というものはたくさんのパーツから成っていて、そのパーツ一つ一つが突然変異する可能性を持っている
わけです。大事なパーツが突然変異してしまったら、その遺伝子の働きが変わったり、失われたりします。重要な遺伝子の働きが失われたら、病気になったり死んだりしますので、そういう突然変異は数は増えません。そのため、重要な遺伝子であればあるほど、その遺伝子のパーツは変化しにくいのです。一方で、あまり重要でない遺伝子の働きが失われても、別にどうってことありませんね。ヒトとサルの共通祖先は、おそらくビタミンCがいっぱい含まれる食べ物を食べていたので、GLO遺伝子の働きが失われても別に困らなかったのです。GLO遺伝子の働きを失わせる突然変異は、生存に有利でも不利でもない中立的な突然変異だったわけです。中立な突然変異は数が増え、集団に固定することがあります。これが、ヒトがビタミンCを合成できない理由の説明になります。
「ヒトとモルモットのGLO遺伝子の異常は、多彩な変異が数多く遺伝子中に存在する」のは、ヒトやモルモットの祖先が、GLO遺伝子の働きを失ってからずいぶんと時間が経っているからです。重要な遺伝子は、パーツに突然変異が起きても数が増えないので、変わりにくいのに対し、重要ではない遺伝子はそういうことはありません。中立説では「重要な遺伝子ほど変わりにくい。重要でない遺伝子ほど変わりやすい」と予測します。働きを失った遺伝子ほど重要ではないものはありません。そのため、ヒトやモルモットのGLO遺伝子は「多彩な変異が数多く遺伝子中に存在する」のです。
> 掲示板で議論中に、ときどきウイルス進化論@中原英臣のダメっぷりを指摘する必要があり、そのたびに同じことを繰り返すのが嫌になったので、まとめてみました。
掲示板で議論する相手が対象読者なら、「ウィルス進化論」を理解していて当然なので説明の必要はないのでしょうが、素人には「ウィルス進化論の主張」のサマリーを冒頭に書いていただけるとありがたいです。
わかりやすく書いてあるので、順を追って最後まで読んでいくと「ウィルス進化論」の概要は見えてきます。でも、ウィルス進化論のことを調べることが目的の(wadjaのような)素人さんには、その方が親切かなーと。
少なくともネアンデルタール人の絶滅については、ウイルス進化論による説明は間違っていたようです。新しい知見によって自説を修正するというのは恥ずかしいことではありませんが、「核兵器を使ってもかくも> 完全なホロコーストはむずかしい」とか「このような変化は、ウイルスによる遺伝子変化のメカニズムを解明したわれわれのウイルス進化論によってのみ、きわめて明快に説明できる」とか「その謎は、遺伝子を運ぶ存在であるウイルスやプラスミドの働きが解明されたことで解決されました」とか書いておきながら、新しい本にはそのことにまったく触れていないというのはどうなんでしょう。
こうしたウィルス進化論提唱者に対する個人的な批判は、出来るだけ減らすべきかと思います。確かに、提唱者の科学的姿勢について私も不穏なものを感じますが、掲示板における議論(直接の討論)ならばともかく、学説に対しての反論・反証は、あくまで学説に対して行なうのが筋ではないかと思うからです。
ところで、DNAの水平遺伝(移動)があった場合に、それがどうやって世代間を超えて継承されたのかが私には分かりません。あくまで生殖細胞に「寄生や感染」があった、ということなのでしょうか。
1:水平遺伝と言うからには、集団に対して同時期(短期間)に遺伝子頻度が増える現象を現すのだろうと思う。
2:単一個体の生殖細胞に変異が起きること、その由来がウィルスやプラスミドによるものであることは、水平遺伝とは言わないだろう。
3:すると、生殖細胞だけに感染するベクターの存在がなくては、集団に対して遺伝子の水平移動が起きるとは考えにくい。
これらの機構が説明出来ないから「ウィルス進化論」は眉唾で、仮にウィルスによる進化を認めるとした場合、そのウィルスが宿主を進化させるメリットが(対象が生殖細胞であるだけに)まったくないように思える、という問題が出てきます。
しかし水平遺伝の証拠はあるようですから、それが蓄積された(横から縦に移動した)形跡もあるのでしょう。これを当たり前に説明するにはどうしたら良いのか、私には見当もつかないのです♪
はい、共生バクテリアが世代を超えて蓄積される、というケースでは、なるほどバクテリアが縦にも移動していきます。ただそれもあくまで体細胞に対する寄生だと私は思うのですが、違うのでしょうか。
高等生物(生殖細胞と体細胞が厳密に隔てられている)においては、遺伝子の水平移動がない(なかった)とは思えません。レトロウィルスで十分にそれは説明可能だと思えます。しかし、ヒトにもウィルス由来の遺伝子変異の証拠が残されている、ということであれば、どこかで横から縦に移動のシフトがあった=セントラルドグマが崩れた、ということになるのかな?と思えてしまうのです。
恐らく、私が無知であるか混乱しているかのどちらかだと思いますが、なにしろ理解が出来ていないので、ご教授いただけたら嬉しいな〜、と思います。
ただ、体細胞への感染であっても、それが親から子に『常に』垂直に感染し、その寄生者が存在することによって得られる形質が常に発現するのであれば、それは生殖細胞経由の遺伝によるものと一見区別がつかないであろうという気もします。
また、親から子に感染するタイミングが胚の段階でもありうるのだとすれば、生殖細胞に分化する前の胚の細胞の全てが、もしくは、生殖細胞に分化する細胞1つが感染することもありうるのではという気もします。
このとき、レトロウイルスによる感染の場合、生殖細胞に遺伝子が導入され、それ以降全ての子孫にその遺伝子が伝わる可能性もありえます。
ただ、これらはいずれも「ありうる」という可能性の話でしかありませんし、セントラルドグマが崩れたというほどの問題ではないという気もします。
> ただ、体細胞への感染であっても、それが親から子に『常に』垂直に感染し、その寄生者が存在することによって得られる形質が常に発現するのであれば、それは生殖細胞経由の遺伝によるものと一見区別がつかないであろうという気もします。
ええ…ミトコンドリアはもともと外来のものであっても、今は多くの生物のDNAにおいて「設計図」があるわけですよねぇ…この辺が私には合点いかないのです。ただ、ミトコンドリアを取り込んだのが、高等生物以前の時代・時点であったということであれば、納得がいかないわけではありません。
> また、親から子に感染するタイミングが胚の段階でもありうるのだとすれば、生殖細胞に分化する前の胚の細胞の全てが、もしくは、生殖細胞に分化する細胞1つが感染することもありうるのではという気もします。
はい、その点は私も考えています。ただ、その場合は通常の遺伝子変異なのか、ウィルスその他の由来によるものなのかの区別はつかないですね。
ただ…書いていて気付きましたが、水平遺伝の定義は「あくまで横への移動」だけを指すのですから、レトロウィルスひとつで説明はついてしまうのかも(笑。これが稀な現象であれ、横からきたものが縦にも移動すると(高等生物において)認めてしまうと、私が思ったような混乱を招くのだと思います。
> ただ、これらはいずれも「ありうる」という可能性の話でしかありませんし、セントラルドグマが崩れたというほどの問題ではないという気もします。
はい、セントラルドグマが崩れた、とは私も思っていません。まぁ私も分かっていませんが、私以上に分かっていない人が水平遺伝の概念を知った場合、ウィルス進化論を懐疑的に見る前に、外来の遺伝子がなぜ世代を超えて蓄えられたのか疑問に思って当然だろう、と考えたのです。
#ウィルス(ベクター)側から「ウィルス性の進化」を見た場合は、その他の生物(宿主)が「拡張された表現型」になるのかも、とか考えること自体は面白かったりします。
それと、杯細胞に寄生するウィルスがいても不思議はないですからねぇ。それほど難しい疑問ではなかったのかな(笑。
> ミトコンドリアを取り込んだのが、高等生物以前の時代・時点であったということであれば、納得がいかないわけではありません。
> > ミトコンドリアを取り込んだのが、高等生物以前の時代・時点であったということであれば、納得がいかないわけではありません。
ミトコンドリアや葉緑体が取り込まれた結果、真核生物になったというのがマーギュリスの仮説じゃありませんでしたっけ。
原核生物の高等生物がいるのなら話は別ですが、生殖細胞と体細胞の区別がある時点でおそらく多細胞生物で、それはきっと真核生物ですよね?
原核生物でも群体くらいは作るだろうけど、細胞ごとに機能が分化されることは無いんじゃないかと思ったり。
> ミトコンドリアや葉緑体が取り込まれた結果、真核生物になったというのがマーギュリスの仮説じゃありませんでしたっけ。
古動物(アルケゾア)というグループがあって,それらは核があり棒状の染色体を持っているようですが,ミトコンドリアや葉緑素を持たないようです.
共生によって真核生物化したという仮設もまだ行き残っていますが,真核生物に,ミトコンドリアや葉緑素となる細菌が共生してしまった,というのがより事実に近いのではないでしょうか?
> 古動物(アルケゾア)というグループがあって,それらは核があり棒状の染色体を持っているようですが,ミトコンドリアや葉緑素を持たないようです.
> 共生によって真核生物化したという仮設もまだ行き残っていますが,真核生物に,ミトコンドリアや葉緑素となる細菌が共生してしまった,というのがより事実に近いのではないでしょうか?
「真核生物に,ミトコンドリアや葉緑素となる細菌が共生してしまった」もしくは、「真核生物だったからこそ、安全な状態で共生できた」のかもしれませんね。
>実際、どうなんでしょう?中原・佐川はウィルスに感染して適応的な変化が生じたと思っているのでしょうか?ひょっとすると羽根がはえたのは適応的な変化ではないと考えていたりして。
実は今までウィルス進化論関係の本には目を通したことがなかったので、山梨医科大学紀要を読んでみました。
で、思ったのですが、どうもウィルス進化論と自然淘汰との関係についてNATROMさんと解釈が異なるんですよ。
文章を読む限り、NATROMさんは「中原・佐川はウィルスによる変化が跳躍的かつ適応的な変化であると考えている」と解釈していると考えてよろしいですか?
これは言い換えれば、ウィルス進化論とダーウィン進化論の対立点は主に変化の要因が突然変異であるかウィルスによるものであるかの違いで、自然淘汰というプロセス自体は両者とも否定していないと言えます。
しかしながら、山梨医科大学紀要では中原・佐川は表1で今西理論が自然淘汰を否定していることを示し、p16で
実際、中原・佐川はウィルスによる変化を「病気」と呼ぶことはあっても、適応的な変化とかいう表現はしていませんね。
つまり、突然変異ー自然淘汰というダーウィン進化論の2つのプロセスの代わりにウィルスによる感染ー伝播というプロセスを提唱しているのではないでしょうか?
だとすると、ウィルスによる感染ー伝播というプロセスの中ではウィルスによる変化は適応的である必要がありません。適応的である必要がないのに、ダーウィンによる跳躍的かつ適応的な変化への反論の引用や、「適応的な形態について、まったく何の説明もしていません」や「ウイルスによって跳躍的かつ適応的な変化が起こった証拠が必要なのです」という批判は的はずれになってしまうのではないでしょうか。
2.ウィルスによる遺伝子の水平移動はウィルス進化説を支持する証拠にならない、ダーウィン進化論の枠内で十分説明できる
となるでしょう。1,2はNATROMさんと同意見ですが、私が思うに真の論点はウィルス進化説が今西理論の枠内にあり、突然変異と自然淘汰を否定していることだと思います。
ところで、「種が変わる以上、別の種同士の生殖は不可能である。Aさんの息子とBさんの娘が結婚しても、子供ができないーという状態が起これば、進化どころか、種の絶滅になってしまう。緩やかな種の変化など、この一事でもあり得ないといえるだろう。」へのツッコミは無しですか?
>文章を読む限り、NATROMさんは「中原・佐川はウィルスによる変化が跳躍的かつ適応的な変化であると考えている」と解釈していると考えてよろしいですか?
鳥の翼が適応的であることは自明であると考えていましたので、少なくとも「突然、羽根がはえる病気にかかったから仕方なく飛びだしたのだ」という文章は、「爬虫類は適応的な変化を引き起こすウイルスに感染した」ことを意味すると私は解釈しました。「羽根がはえたのは適応的な変化ではない」と中原・佐川が考えているという可能性は本当にあるのでしょうか?
#よしんば中原・佐川が鳥の翼は適応的でないと考えていたとしても、彼らの論法によれば、ウイルスは、骨の中空化、羽毛の発生、翼を空気力学的に動かすための脳の変化が同時に起こさねばならないはず。
>これは言い換えれば、ウィルス進化論とダーウィン進化論の対立点は主に変化の要因が突然変異であるかウィルスによるものであるかの違いで、自然淘汰というプロセス自体は両者とも否定していないと言えます。
この点に関しては、へちさんと私は解釈が異なります。「中原・佐川はウィルスによる変化が跳躍的かつ適応的な変化であると考えている」からといって、「中原・佐川は変化の要因を問題にしているのであって、自然淘汰というプロセス自体は否定していない」とは言えません。中原・佐川は、自然淘汰というプロセスを経ずして、鳥の翼の変化が起こったと言っているのです。
私は、「中原・佐川は、適応的な変化は自然淘汰というプロセスでは十分説明できないがゆえに、ウイルス進化という別のプロセスを持ち出した」、と解釈しました。で、ウイルス進化で説明できるかというと、全然説明できてないやん、というツッコミが、「爬虫類を鳥に進化させるような跳躍的かつ適応的な変化をもたらすウイルスはどうやって生じたのでしょう。中原・佐川は説明していません。」という文章です。
>だとすると、ウィルスによる感染ー伝播というプロセスの中ではウィルスによる変化は適応的である必要がありません。適応的である必要がないのに、ダーウィンによる跳躍的かつ適応的な変化への反論の引用や、「適応的な形態について、まったく何の説明もしていません」や「ウイルスによって跳躍的かつ適応的な変化が起こった証拠が必要なのです」という批判は的はずれになってしまうのではないでしょうか。
へちさんの解釈が正しいとして、中原・佐川はダーウィン進化論の何に反対しているのでしょう?中原・佐川に以下の質問をしたら、どう答えるとへちさんは考えますか?
私は、1.はYes、2.はNoと彼らは答えると思います。この件に関して、彼らの主張をはっきり述べた部分がないか、もう一度調べてみます。
>ところで、「種が変わる以上、別の種同士の生殖は不可能である。Aさんの息子とBさんの娘が結婚しても、子供ができないーという状態が起これば、進化どころか、種の絶滅になってしまう。緩やかな種の変化など、この一事でもあり得ないといえるだろう。」へのツッコミは無しですか?
考えておきます。逐一ツッコミ入れはじめると膨大になってしまいますから。中原・佐川のドーキンスに関する記述に関してもかなり書いたのですが、いまのところお蔵入り。
>>これは言い換えれば、ウィルス進化論とダーウィン進化論の対立点は主に変化の要因が突然変異であるかウィルスによるものであるかの違いで、自然淘汰というプロセス自体は両者とも否定していないと言えます。
>私は、「中原・佐川は、適応的な変化は自然淘汰というプロセスでは十分説明できないがゆえに、ウイルス進化という別のプロセスを持ち出した」、と解釈しました。で、ウイルス進化で説明できるかというと、全然説明できてないやん、というツッコミが、「爬虫類を鳥に進化させるような跳躍的かつ適応的な変化をもたらすウイルスはどうやって生じたのでしょう。中原・佐川は説明していません。」という文章です。
これですね。なるほど、中原・佐川は、ウィルス進化は適応的だが、自然淘汰自体はは否定していると。了解しました。
2はNoですね、間違いなく。1は適応的かどうかはわからない、あるいは適応的かどうかを考えるのは意味がないと彼らは答えるのではないでしょうか。ただし、致死的ではないと言っていますね。
つまり、彼らはウィルス進化は必ずしも適応的でなくてもよいと考えている、と私は思います。理由はいくつかあります。
第一に、彼らの文章からはウィルス進化は適応的であるという記述が見られません。もっとも、適応的でないという記述もありませんが。
第二に、『種が「進化病」というウィルス性の伝染病にかかった』「キリンの首は(中略)長くなる"病気"にかかったため、仕方なく長くなった」「突然、羽根がはえる病気にかかったから仕方なく飛びだしたのだ」という記述を文字通り読めば、ウィルス進化が適応的でないと言っているように思えます。文字通り解釈するのは行き過ぎだとしても、これをもってウィルス進化が適応的であるとする解釈はちょっと無理があるように思えます。
第四に、彼らはウィルス進化が今西進化論の枠組みの中に入るものだと説明しており、今西進化論が適応という概念を捨てている?ことです。
もっとも私は今西進化論はあまりよく知らないので、知っている方のフォローがあればありがたいのですが・・・
以上の理由から、中原・佐川はウィルス進化が適応的かどうかについては何も言っていない、どうでもいいと思っていると解釈しました。
まず、自然淘汰は明確に否定していますね。「中原・佐川は、適応的な変化は自然淘汰というプロセスでは十分説明できないがゆえに、ウイルス進化という必ずしも適応的な変化ではないプロセスを持ち出した」のだと考えています。
ちょっと話はそれますが、突然変異はちょっと微妙ですね。ウィルス自身が変異を起こすのは認めているようですが、細胞生物はウィルスによって変異するということですから、細胞生物自身は変異しないということでしょうか。
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